この記事は、ケチな彼氏との恋愛で悩んだ経験がある方に向けて書いています。
「お金をかけてもらえない=愛されていないのかな?」「倹約家とケチの違いって何?」そんな疑問を抱えている方は多いんです…
この記事を読むことで:
・ケチな男性の見分け方がわかる
・ なぜケチな人に惹かれてしまうのかという心理的な原因が理解できる
・ お金に支配されない健全な恋愛のヒントが得られる
20年近く恋愛相談に携(たずさ)わる心理カウンセラーKuraraと一緒に、実際の体験談から見ていきましょう。

ケチな彼氏との出会いと交際初期
ー「しっかりした人」「倹約家で堅実」と感じた具体的な言動や行動ー
体験者: 彼との出会いは職場の先輩の紹介でした。最初の3回は奢(おご)ってくれて「優しい人だな」って思ったんです。
4回目のデートで「割り勘がいいかな」と言われました。
Kurara: 最初は「対等な関係」として受け入れられたんですね?
体験者: はい。むしろ現代的で良いなって思いました。それに毎回デートの予算をきちんと決めているところも「経済観念がしっかりしている人」だと魅力を感じたんです。
Kurara: 計画性があることは素晴らしいです。ですが後々「予算の範囲内でしか楽しめない」という制約になっていくのですね。最初の印象と実際の行動にギャップが生まれやすいパターンです。

倹約から”ケチ”へ変わった瞬間
ーお金のかかる施設には行かない、支出チェックと金銭的圧力ー
体験者: 転機は九州旅行でした。「旅行」と言っても、実際は彼の実家帰省🏠️に付き合っただけ。 観光地には行くものの、入場料のかかる施設は全部スルー…
Kurara: それでは楽しみにしていた分がっかりもしてしまいますね。楽しみにしていた旅行が、ただの帰省のお供になってしまったんですね。
体験者: そうですね。。。でも一番ショックだった出来事は、私が自分のお金で化粧品を買おうとした時です。「高くない?もっと安いのあるじゃん」って言われて、結局安いものを買うはめに。。。
Kurara: それは明らかに境界線を超えていて問題ですね。相手のお金の使い方に口出しするのは、コントロール欲求の現れです。健全な関係では、お互いの金銭的自由を尊重するものなんですよ。

お金が原因で心が離れた日々
ー1円単位の計算、デート場所の制限、大切にされていない感覚ー
体験者: 月日がったて来るとだんだんデートも彼の家の近くばかり。遠出しようとすると嫌がられて…「この前多めに払ったから、今日は多めに払ってね」なんて言われることも多くなりました。
Kurara: 1円単位で計算されると、ちょっと引いてしまいますよね。。。
体験者: そうなんです! 一番悲しかったのは、いつも私を彼の家の近くに来させて、デート代をケチっていることに気づいてしまった時でした。「私って大切にされてないんだ」って心が冷めていきました。
Kurara: お金の使い方は愛情表現の一つでもあります。もちろんお金が全てではありませんが、相手を思いやる気持ちが行動に現れないと、愛されている実感が持てなくなるのも当然です。

なぜケチなタイプに惹かれたのか
ー浪費家への嫌悪感、お金と愛情の結びつきー
Kurara: 振り返って、なぜケチな男性に惹かれたと思いますか?
体験者: 母が浪費家だったので、「無駄遣いしない人」に惹かれたんだと思います。浪費家のパートナーは絶対嫌だって思っていました。
Kurara: なるほど。幼少期の家庭環境が恋人選びに影響することは多いです。お母様の浪費に不安を感じた経験から、極端に節約志向(しこう)の人を選んでしまったんですね。
体験者: そうですね。。。でも同時に「ある程度男性は好きな子にはお金を使うもの」とも思っていたので、矛盾していますよね。
Kurara: それはダブルバインド(相反する気持ち)ですね。「節約してほしいけれど、ある程度使って欲しい」という複雑な心境。多くの方が悩みを抱える自然な感情ですよ。

ケチな彼氏の見分け方と回避方法
ー付き合う前に気づけるサイン、健全な節約との違いー
Kurara: 今思えば、付き合う前に気づけた「ケチの兆候(ちょうこう)」はありましたか?
体験者: ありました! 最初のデートがファミレス、きっちり割り勘、そして「お金を使わせてくる女は嫌い」という発言です。
ケチな人のサイン | 健全な倹約家の特徴 |
最初のデートがファミレス | 場面に応じてお店を選ぶ |
常にきっちり割り勘 | 記念日は奢ってくれる |
相手の支出もチェック | 相手の金銭的自由を尊重 |
旅行=実家帰省 | きちんとした旅行プランを立てる |
体験者: 倹約家とケチの違いは、メリハリだと思います。普段は節約していても、誕生日や記念日には華やかにしてくれる人は真の倹約家。必要な時にはお金を出してくれる人は、ケチじゃないんです。
Kurara: 素晴らしいですね、今回の恋愛で学んだわけですね。 相手への思いやりがあるかどうかが、倹約家とケチの分かれ道だと思います。

3年間の関係の終わり・健全な金銭感覚を持つパートナーの特徴
ー決定的な一言、脱却の瞬間と新しい恋愛観ー
体験者: 関係が終わった決定的なきっかけは、彼の「そんな浪費家じゃ家の金任せられない」という一言でした。冗談のように言っていましたが私にはそうは聞こえませんでした。
Kurara: 冗談のような言い方だったとしても、今まで我慢していた気持ちが一気に噴出したんですね。
体験者: はい。今まで息苦しかった付き合い方から、本気で気持ちが失せました。その瞬間「お金に支配される恋愛」から抜け出そうって決めたんです!
Kurara: とても勇気のある決断でしたね!
体験者: 私はこの経験から理想のパートナー像は、「8割くらい出してくれて、私が2割出す」くらいの関係です。最初のデートもファミレスじゃなくて、せめてスタバくらいは選んでほしいですね。笑
Kurara: お互いが心地よい負担割合を見つけることが大切ですね。 完全平等も、完全依存も健全ではありません。お二人の関係性に合ったバランスを築くことが、長続きする恋愛の秘訣(ひけつ)です。

お金に支配されない恋愛を築くために
この体験談から学べるのは、お金の使い方にはその人の価値観と愛情表現が現れるということです。
大切なポイント:
- 倹約家とケチは全く違う
- 相手の金銭的自由を尊重する人を選ぶ
- メリハリのあるお金の使い方ができる人が理想
- 自分の価値観を大切にして、妥協しすぎない
もしも今、お金のことで恋愛関係に悩んでいるなら、一人で抱え込まずにKuraraに相談してみてくださいね。
あなたの心が軽やかになり、本当に大切にしてくれる人との出会いが待っているはずです。
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