俺様彼氏に疲れた…支配的な恋の末に気づいた危険サイン

ダメ男図鑑

支配的な俺様タイプの彼氏との恋愛で疲れ果てているあなたへ。「愛されているのか、それとも支配されているのか分からない」「自分の意見が言えなくて苦しい」そんな風に悩んでいませんか?

この記事では、同じような体験をされたTさんに、心理カウンセラーのKuraraさんがお話を伺いました。俺様彼氏の危険サインや支配的な関係の本質を知ることで、健全な恋愛を見つけるきっかけにしていただければと思います。

俺様彼氏との出会いと当時の私の状況

ー第一印象は頼れるリーダーだった、優しさと強引さに惹かれた恋の始まりー

Kurara:まずは、その彼との出会いから教えていただけますか?どのような印象でしたか?

Tさん:仕事の同僚で、役職もついていて大人のイメージでした。すごく頼れそうな人だなと思ったんです。

Kurara:初期の頃の彼は、リーダーシップや男らしさという面でどんな魅力を感じられましたか?

Tさん:役職者なのでリーダーシップもあり、とても私を気遣って仕事をする男らしい部分もありました。最初はその気遣いがとても嬉しかったんです。

Kurara:なるほど。俺様彼氏の特徴として、最初は非常にリーダーシップがあり、頼りがいのある印象を与えることが多いんです。女性を大切にしているような行動で魅力を感じさせるのが上手なんですよね。それが初期の印象だったのですね。

支配的な言動が見え始めた瞬間

ー意見を否定されるようになった日、外出や服装まで管理されるようにー

Kurara:付き合い始めてから、彼の支配的な面が現れ始めたのはいつ頃でしたか?

Tさん:1ヶ月ほど経った頃、家の家具の配置などの相談をしたんですが、自分の意見が採用されるのが当たり前という態度を感じました。

Kurara:その時の彼の態度について、もう少し詳しく教えてください。

Tさん:否定はされないのですが、「自分の意見が絶対」という雰囲気がすごく、拒否ができませんでした。それと、少し襟の広い服を着ると嗜(たしな)められました。

Kurara:それは典型的な支配的パートナーのサインですね。心理学的に見ると、支配的な人は段階的に相手をコントロールしようとします。最初は意見を通すだけでしたが、服装にまで口を出すようになったのは、支配の範囲を広げていたということですね。

心が追い詰められていく日々

ー自己肯定感の低下と孤独感、友人関係の断絶ー

Kurara:そのような関係が続く中で、Tさんの心境にはどのような変化がありましたか?

Tさん:したい事ができず、「君は馬鹿だから」と言ったニュアンスの言葉を良く聞かされました。どんどん私はできない子なんだと思うようになって来ました。

Kurara:それはとても辛い状況でしたね。人間関係にも影響は出ましたか?

Tさん:家族でも彼が気に食わない人とは縁を切りました。土曜日に彼のいない時間があったので、したい事はそこでしていましたが、報告していました。

Kurara:そうですか…モラハラ的な支配では、このように段階的に被害者を孤立させ、自己肯定感を下げていくのが特徴です。自分の時間の過ごし方まで報告するというのは、完全に監視下に置かれている状態ですね。心理学的には、これによって被害者は徐々に判断力を失い、支配者に依存するようになってしまうんです。

なぜ”俺様タイプ”を選んでしまったのか

ー承認欲求と愛着不安の影響、過去の恋愛・家庭環境が与えた影響ー

Kurara:振り返ってみて、なぜその彼に惹かれてしまったと思いますか?

Tさん:男らしく引っ張って行ってくれる感じが好きでした。また、すごく女性扱いしてくれる事に愛情を感じました。

Kurara:過去の経験で、今回の関係に影響したと思われることはありますか?

Tさん:性差別的ではあるものの女性として大切に扱われる経験をしたのは初めてでした。幼少期にはそんな経験はなかったんです。

Kurara:なるほど。これは心理学的にとても重要な点ですね。幼少期に大切にされた経験が少ないと、大人になってから「特別扱い」を受けると、それが愛情だと勘違いしてしまうことがあるんです。俺様タイプの男性は、最初に女性を特別扱いして「守ってあげる」というスタンスを取りますが、実際は支配の始まりであることが多いんですよね。

俺様彼氏の見分け方と回避方法

ー支配的な彼氏に共通する3つのサイン、付き合う前に確認すべきポイントー

Kurara:今思えばあれは危険サインだった、と感じることはありますか?

Tさん:とても昭和的な考え方だったことをもっと気にしておけばよかったですね。

Kurara:付き合う前に確認したいポイントはありますか?

Tさん:私の意見も取り入れてくれるかはじっくり観察した方がいいと思います。

Kurara:とても的確なアドバイスですね。心理学的な観点から俺様彼氏の見分け方をまとめると:

1. 昭和的な価値観:「女性は男性の3歩後ろを歩くべき」という古い考え方
2. 対話の拒否:相手の意見を聞かず、自分の意見を押し通す
3. 段階的な支配:最初は優しく、徐々にコントロールを強める

付き合う前のチェックポイントとしては、意見交換ができるかどうかを必ず確認することが重要ですね。

まとめと次の一歩

ー同じ恋を繰り返さないための心の準備、他のダメ男タイプもチェックー

Kurara:その関係を終える決断をしたきっかけを教えてください。

Tさん:これ以上窮屈な思いをしたくないと思った時、離れた方がいいと思いました。今は自分は恋人や結婚する人を決める際に、何を一番優先するかを考えています。完璧な人はいないということも分かりました。

Kurara:素晴らしい気付きですね。支配的な関係から抜け出すには勇気が必要ですが、Tさんは自分の感情を大切にして行動されました。

同じような経験をしている方のために、他のダメ男パターンも参考にしていただけると良いと思います:

健全な関係とは、お互いを尊重し、対等に話し合いができる関係です。支配的な愛情は本当の愛情ではありません。

それではここからあなたがどんな禁止令(きんしれい)と拮抗禁止令(きっこうきんしれい)を持っているか確認していきましょう。

これらは幼少期に形成された心の制約で、恋愛パターンにも影響します。もしも今、同じような悩みを抱えているなら、一人で抱え込まずにKuraraに相談してみてください。

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