モラハラ彼氏からの言葉の暴力|抜け出すまでの実話

ダメ男図鑑

このインタビュー記事は、マザコン(母親に強く依存する傾向にある)彼氏と同棲した経験があるすべての方—女性はもちろん、男性やあらゆる性指向の方で「パートナーの恋人にモラハラ(モラルハラスメント=精神的DV)を受けているかもしれない」「今の関係、このままで本当にいいのかな?」そんな不安、苦しさを感じている方にお読みいただきたくて書いた記事です。

実際の経験談をもとに、どうして傷つき・自信を失い・抜け出すことができたのか、さらに【モラハラ彼氏の見抜き方と回避方法】を専門カウンセラーKuraraさんと一緒に優しく読み解いていきます。

この記事を読めば、「自分が悪いのではなく、相手の問題だった」と気づき、一歩踏み出すヒントがきっと見つかります。

モラハラ彼氏との出会いと交際初期

ー最初は優しく頼れる人だった、細やかな気遣いに惹かれた理由ー

Kurara:はじめまして。本日は、勇気ある体験をシェアしてくださりありがとうございます。まず最初に、彼との出会いはどんな印象でしたか?

体験者:こんにちは。出会ったときは、本当に「普通に優しい」人でした。今にして思えば信じられないですが、モラハラな感じは全然なくて…。相談するときは親身に聞いてくれたし、毎日こまめに連絡をくれて…。そういった細やかな優しさに惹かれましたね。

Kurara:最初は誰でも“外面(そとづら)”も良いですし、親身になってくれると安心しちゃいますよね。その「安心した気持ち」を大事にしていたあなたご自身も、とっても優しい人ですね。

モラハラの兆候が見え始めた瞬間

ー冗談のような言葉の攻撃、外見や性格を否定される日々ー

Kurara:では、お付き合いが進む中で「ん? 何か変だな」と感じた瞬間はありましたか?

体験者:そうですね…一番最初に違和感を覚えたのは、「外見」をからかわれた時です。アンパンマンに似てる、と冗談っぽくいじってきて。「本当に悲しいからやめて」と伝えたのに、『冗談じゃん』と不機嫌になったり、とか、「つまんないな」という態度をとられて…。ほかにも、「そんなに可愛くない」と言われたり、メールの返信が遅れると拗(す)ねたり。最初は冗談なのかなと受け止めていましたが、どんどん心が削れていく自覚がありました。

Kurara:冗談という名の「心への攻撃」ですね…。最初は小さな違和感でも、積もり積もってしまうものです。

心が傷つき自信を失っていく過程

ー自己価値が崩れていく感覚、孤立化と支配の構造ー

Kurara:そのような言葉をかけられ続けるなかで、ご自身の心境や価値観はどう変化していきましたか?

体験者:気がつくと、どんどん自信がなくなっていきました。もともと自分に自信のない性格だったのですが、言葉でグサグサ刺されるたびに「自分なんて…」と、どんどん下を向いてしまうようになってしまったんです。彼が「一緒にいたい」と言って隔離しようとしたりもしたので、友人や家族とも、自然と距離ができてしまって…。「自分が悪いのかな」と思ってしまうようにもなりました。毎日ダメ出しされ続けると、自分がおかしいのかも?なんて思うようになったんです。

Kurara:孤立させるのもモラハラの典型的な特徴ですね。他の人とのつながりを断たれそうになったり、あれこれ否定されたり…本当に辛かったですね。

なぜモラハラタイプを選んでしまったのか

ー褒められることで生きてきた過去、条件付きの愛に慣れていた背景ー

Kurara:どうしてご自身がそういう相手を選んでしまったのか、振り返ったときに思い当たることはありますか?

体験者:実はあまり幼少期に「褒(ほ)められる」という体験がなかったんです。母が機嫌のいい時だけ、お手伝いやマッサージをしたタイミングで少し認めてくれる感じで。常に「認められたい」という思いが強くて…。だから彼からの優しい言葉が最初とても嬉しかったし、逆にちょっとした否定でも「自分が悪い」と思いやすいクセがついていたのかもしれません。

Kurara:幼少期の家族関係や、自分を責めやすい思考のクセが大人になっても影響することって、とてもよくあることですよ。あなたの生き方として当然の流れなので、自分を責めないでくださいね。

モラハラ彼氏の見分け方と回避方法

ー精神的DVのサイン、安全な恋愛を選ぶためのチェックポイントー

Kurara:今振り返ると、交際初期に「これは危ないサインだった」と思う点はありましたか?

体験者:やっぱり、彼が他人に対しても言う冗談がちょっときついなと感じたことが危ないサインでしたね。

Kurara:今回はとても苦しい体験でしたよね。けれど、安全な恋愛関係を築くコツも学ばれたと思います。同じようなお悩みを持つ読者の方へも教えてあげてください。

体験者:「他人のアラ」をよく探す人は要注意だと思います。逆に、他人の良いところに目を向けて「褒める場所」を探せる人なら、モラハラじゃない。今はそう思えるようになりました。

Kurara:「相手を貶(けな)して笑いを取る」「悪口で場を盛り上げる」タイプは危険サインと気付かれたんですね。安全な恋愛は「心の安全基地」を感じられるか、つまり否定じゃなく、肯定や共感で満たされる関係です。

まとめと次の一歩

心の傷を癒すためのサポート、他のダメ男タイプもチェック

Kurara:今、心境としてはどんな変化がありますか?どんな回復への一歩をふんでいますか?

体験者:今は、どんなに仲が良くても「自分が大切に思うもの」を、たとえ冗談でも悪く言う人にはきちんと「嫌だ」と伝えるようになりました。少しずつ自信も戻ってきてます。

Kurara:素晴らしい気づきですね!もし、同じような状況で悩んでいる方へのメッセージがあればどうぞ。

体験者:モラハラされているかも…と直感で感じるのなら、それは“勘違い”じゃなく、本当のサインの可能性が高いです。迷わず一刻も早く距離を置いてください。あなたは何も悪くないです。

Kurara:こうして自分の感覚を信じて行動できたこと、本当に素敵です。

それではここからあなたがどんな禁止令(きんしれい)と拮抗禁止令(きっこうきんしれい)を持っているか確認していきましょう。

もしも今、同じような悩みを抱えているなら、一人で抱え込まずにKuraraに相談してみてください。

カウンセリングルームKuraraでは、「話すだけでも心が癒やされる」を大切にして、あなたらしさ・安心できる居場所づくりをサポートしています。どんな小さな悩みでも、気軽に相談してみてくださいね。

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