【はじめに】「なんで私ばっかり…」そんな気持ちになっていませんか?
- ちょっとした失敗でも、「やっぱり私ってダメだな…」と落ち込んでしまう
- まわりの人と比べて、自分が小さく感じる
- ほめられても、素直に信じられない
- 「もっとがんばらなきゃ」と思うけど、心がついてこない
そんなふうに、いつも自分を責めてばかりいると、心がとても疲れてしまいますよね。
この記事では、「自己否定(じこひてい)」が止まらないときに、自分にできるやさしい接し方を一緒に考えてみましょう。【どうしてそうなるの?】自己否定は「こころのくせ」から生まれる
【どうしてそうなるの?】自己否定は「こころのくせ」から生まれる
「自己否定」って、むずかしく聞こえるけど、かんたんに言うと
「私はダメだ」「どうせ私なんて…」と思ってしまうことです。
でも、それはあなたが「弱い」からじゃありません。
たとえば…
- 小さいころに「もっとちゃんとしなさい」とよく言われていた
- 家族や先生の期待にこたえようと、がんばってきた
- まわりに迷惑をかけないように、いつも気をつかっていた
そんなやさしいあなたの気持ちが、「自分にきびしくなる」という形で残っているんです。
だから、自分を責めるクセは、**心ががんばってきた証(あかし)**でもあるんです。
【わたしの話】「がんばりすぎて、動けなくなったことがありました」
私もむかし、自分にとてもきびしかったです。
失敗したり、人に迷惑をかけたと感じるたびに、「なんでこんなこともできないの?」「私なんて…」と心の中で何度も責めていました。
でも、あるとき、心も体も動かなくなってしまって、はじめて気づいたんです。
「私はずっと、自分のことをひどい言葉で責めてきたんだな」って。
そのときから、自分と向き合うカウンセリングや、「インナーチャイルド」と呼ばれる心の奥の声に耳をすませるワークを始めて、少しずつ心が軽くなっていきました。
【やさしいヒント】自分の気持ちに「話しかけてあげる」
自分を責めそうになったときは、心の中で小さな対話をしてみてください。
たとえば、こんなふうに。
- 「つらかったね、がんばってきたんだよね」
- 「そんなに自分を責めなくても、ちゃんと大切な人だよ」
- 「今、さみしいんだね。気づいてあげられてよかった」
最初はうまくできなくても大丈夫。
自分にやさしくしていいんだよ、と伝えることが大切なんです。
それは、「わがまま」でも「甘え」でもなく、
心を元気にするために必要なやさしさなんです。
【まとめ】心がつかれたあなたへ、大事に伝えたい言葉
いつも自分を責めてしまうのは、それだけがんばってきたから。
でも、ほんとうは、責められるために生きている人なんて、ひとりもいないんです。
どうか、少しずつでもいいので、
自分にやさしい言葉をかけてあげてください。
「今の私でいいんだよ」
「うまくいかなくても、ちゃんと大切だよ」って。
あなたの心は、ちゃんとわかっています。
その声に気づいて、そっとよりそってくれるあなた自身を、心はずっと待っていました。
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